[P-176-B] 保険薬局に来局する高齢者を対象とした栄養アセスメント結果分析
【目的】
近年、要介護ハイリスク状態と言える「フレイル」への積極的介入が求められるようになった。フレイルは「加齢に伴う予備能力低下のため、ストレスに対する回復力が低下した状態」であり、その予防や回復には栄養介入が欠かせない。高齢者への栄養状態アセスメント法として、MNAⓇ-SF:Mini Nutritional Assessment-Short Form(簡易栄養状態評価表)が用いられ、有用であることが示されている。本研究では、薬局でMNAⓇ-SFを用いて高齢者のスクリーニングを行った結果を分析することで、フレイルリスクがある患者の早期発見と情報提供や支援の在り方に関する知見を得ることを目的とした。
【方法】
参加11薬局では、患者の同意を前提にMNAⓇ-SFスクリーニングを行っている。2022年8月1日~9月30日の実施記録をもとに、患者情報(年代、性別)、MNAⓇ-SFの結果(食事摂取量の変化、体重変化、移動能力、ストレス、精神心理学的問題、BMI)を収集しデータとした。主要評価項目は、BMI値21未満群と21以上群間での「低栄養状態」「低栄養のおそれ」の関連とし、副次評価項目はMNAⓇ-SFスクリーニング項目ごとの記述統計量を求めた。本研究はクオール倫理審査委員会の承認(QOL-第045)を得て実施し、MNAⓇ-SFはネスレ日本(株)から提供を受けた。
【結果】
主要評価項目について、Fisher正確検定を行った結果、有意な差が得られた(p<.001)。BMI値21未満群は21以上群に比べて、「低栄養状態」および「低栄養のおそれ」が多いことが示された。
【考察】
薬局薬剤師が高齢患者のフレイルに介入するためには、BMI値が21未満の場合は、MNAⓇ-SFなどでスクリーニングし、結果に従って情報提供や栄養補助食品の提案、多職種情報連携などの支援を行うべきと考える。また、MBI値が21以上でも、約2割が「低栄養状態」および「低栄養のおそれ」であったため、歩行状態や精神状態の変化があればスクリーニングを実施したい。
近年、要介護ハイリスク状態と言える「フレイル」への積極的介入が求められるようになった。フレイルは「加齢に伴う予備能力低下のため、ストレスに対する回復力が低下した状態」であり、その予防や回復には栄養介入が欠かせない。高齢者への栄養状態アセスメント法として、MNAⓇ-SF:Mini Nutritional Assessment-Short Form(簡易栄養状態評価表)が用いられ、有用であることが示されている。本研究では、薬局でMNAⓇ-SFを用いて高齢者のスクリーニングを行った結果を分析することで、フレイルリスクがある患者の早期発見と情報提供や支援の在り方に関する知見を得ることを目的とした。
【方法】
参加11薬局では、患者の同意を前提にMNAⓇ-SFスクリーニングを行っている。2022年8月1日~9月30日の実施記録をもとに、患者情報(年代、性別)、MNAⓇ-SFの結果(食事摂取量の変化、体重変化、移動能力、ストレス、精神心理学的問題、BMI)を収集しデータとした。主要評価項目は、BMI値21未満群と21以上群間での「低栄養状態」「低栄養のおそれ」の関連とし、副次評価項目はMNAⓇ-SFスクリーニング項目ごとの記述統計量を求めた。本研究はクオール倫理審査委員会の承認(QOL-第045)を得て実施し、MNAⓇ-SFはネスレ日本(株)から提供を受けた。
【結果】
主要評価項目について、Fisher正確検定を行った結果、有意な差が得られた(p<.001)。BMI値21未満群は21以上群に比べて、「低栄養状態」および「低栄養のおそれ」が多いことが示された。
【考察】
薬局薬剤師が高齢患者のフレイルに介入するためには、BMI値が21未満の場合は、MNAⓇ-SFなどでスクリーニングし、結果に従って情報提供や栄養補助食品の提案、多職種情報連携などの支援を行うべきと考える。また、MBI値が21以上でも、約2割が「低栄養状態」および「低栄養のおそれ」であったため、歩行状態や精神状態の変化があればスクリーニングを実施したい。