[P-184-A] 宮城県における保険薬局で活動する管理栄養士の患者認知度とニーズ調査
【目的】
2022年9月から宮城県内の保険薬局での管理栄養士活動を行っているが、患者のニーズと現在の活動が合致しているのかを調査したことがなかった。そのため、本調査では管理栄養士の認知度や患者のニーズを把握し、課題を見つけて今後の活動に活かすことを目的とした。
【方法】
2023年5月8日から5月12日の5日間に宮城県内のなの花薬局4店舗に来局した患者に対し、管理栄養士の認知度とニーズに関する匿名式アンケートを実施した。20歳未満の患者や自分の意思でアンケートを記載できない患者は対象外とした。
【結果】
回収率は30.3%、489件の有効回答を得た。管理栄養士がいることを知らない方は84.7%、栄養相談ができることを知らない方は89.4%だった。また、栄養相談をしたい方は29.7%であり、相談したい内容は「食事バランスについて」が最も多かった。健康イベントに参加したい方は29.0%、イベント内容は「骨密度などの無料測定会」の希望が最も多く、骨密度や体組成などの無料測定会とアドバイスを利用したい方は47.2%だった。置いてほしい資料がある方は36.2%、内容は「具体的なレシピや献立」の希望が最も多かった。
【考察】
調査した4店舗は定期的な栄養相談の巡回を行っているが管理栄養士の在籍や栄養相談の認知度が低いことが分かった。薬局に管理栄養士が常駐していないため、店舗と協力しながら声掛けやポスター、デジタルサイネージ等によって管理栄養士および栄養相談実施の周知活動を行うことが最優先であると考える。また、栄養相談や健康イベントの参加希望よりも無料測定会とアドバイスの利用を希望する方の割合が高かったことから栄養相談の周知や実施のきっかけとして無料測定会を利用することが有効であると考える。患者の需要に合わせたアプローチ方法を模索しながら活動を周知・実施することで患者の満足度を高め、地域の健康に寄与することができると考える。
2022年9月から宮城県内の保険薬局での管理栄養士活動を行っているが、患者のニーズと現在の活動が合致しているのかを調査したことがなかった。そのため、本調査では管理栄養士の認知度や患者のニーズを把握し、課題を見つけて今後の活動に活かすことを目的とした。
【方法】
2023年5月8日から5月12日の5日間に宮城県内のなの花薬局4店舗に来局した患者に対し、管理栄養士の認知度とニーズに関する匿名式アンケートを実施した。20歳未満の患者や自分の意思でアンケートを記載できない患者は対象外とした。
【結果】
回収率は30.3%、489件の有効回答を得た。管理栄養士がいることを知らない方は84.7%、栄養相談ができることを知らない方は89.4%だった。また、栄養相談をしたい方は29.7%であり、相談したい内容は「食事バランスについて」が最も多かった。健康イベントに参加したい方は29.0%、イベント内容は「骨密度などの無料測定会」の希望が最も多く、骨密度や体組成などの無料測定会とアドバイスを利用したい方は47.2%だった。置いてほしい資料がある方は36.2%、内容は「具体的なレシピや献立」の希望が最も多かった。
【考察】
調査した4店舗は定期的な栄養相談の巡回を行っているが管理栄養士の在籍や栄養相談の認知度が低いことが分かった。薬局に管理栄養士が常駐していないため、店舗と協力しながら声掛けやポスター、デジタルサイネージ等によって管理栄養士および栄養相談実施の周知活動を行うことが最優先であると考える。また、栄養相談や健康イベントの参加希望よりも無料測定会とアドバイスの利用を希望する方の割合が高かったことから栄養相談の周知や実施のきっかけとして無料測定会を利用することが有効であると考える。患者の需要に合わせたアプローチ方法を模索しながら活動を周知・実施することで患者の満足度を高め、地域の健康に寄与することができると考える。