[P-202-A] 社員の研修受講における実態調査と研修内容についての検討
【目的】
薬剤師には研修受講等で常に自己研鑽に励むことが求められているほか、診療報酬に関連した認定資格もあり、資格取得に関連した研修受講も必要となる。新型コロナウイルス感染症の流行に伴い、集合研修の代わりにオンライン研修が実施されるようになり、研修の受講形態の幅が広がった。そこで、現状の研修に対する需要を明らかにし、社内研修の質的向上を目的として調査を実施した。
【方法】
2023年1月11日から2023年2月28日の期間中、なの花北海道道央エリア全薬剤師(291名)を対象に、研修受講に関する無記名式WEBアンケート調査を一般職員と薬局長それぞれに実施し、データを集計解析した。
【結果】
アンケートの全回答者数は一般職員181名、薬局長63名の計244名(回答率83.8%)であった。今後の社内研修の実施方法の希望(複数回答可)については、「オンライン研修」83.2%、「オンデマンド配信」57.0%、「集合研修」17.2%という結果になった。認定単位が取得できない研修に関して、受講を希望する回答は41.0%であり、自己研鑽のみを目的とした研修にも一定の需要があることが判明した。今後どのような研修を受講したいか(複数回答可)に関しては「薬剤管理指導業務に関する研修」48.0%を筆頭に、幅広い分野に需要が見られた。また、薬局長を対象に実施した若手職員に受講して欲しい研修(複数回答可)については、「リスクマネジメントに関する研修」71.4%が最多であった。
【考察】
調査の結果、研修の内容に関しては薬剤管理指導業務やリスクマネジメントを筆頭に、幅広い需要があることが判明した。開催方法に関しては、自宅や店舗から気軽に受講可能なオンライン形式の需要が高いことが判明した。しかし、これらの開催方法ではディスカッションを行う参加型の研修が困難であるなどの課題がある。今後は研修の質的向上を目指し、内容や需要に応じて開催方法を検討する必要があると考えられる。
薬剤師には研修受講等で常に自己研鑽に励むことが求められているほか、診療報酬に関連した認定資格もあり、資格取得に関連した研修受講も必要となる。新型コロナウイルス感染症の流行に伴い、集合研修の代わりにオンライン研修が実施されるようになり、研修の受講形態の幅が広がった。そこで、現状の研修に対する需要を明らかにし、社内研修の質的向上を目的として調査を実施した。
【方法】
2023年1月11日から2023年2月28日の期間中、なの花北海道道央エリア全薬剤師(291名)を対象に、研修受講に関する無記名式WEBアンケート調査を一般職員と薬局長それぞれに実施し、データを集計解析した。
【結果】
アンケートの全回答者数は一般職員181名、薬局長63名の計244名(回答率83.8%)であった。今後の社内研修の実施方法の希望(複数回答可)については、「オンライン研修」83.2%、「オンデマンド配信」57.0%、「集合研修」17.2%という結果になった。認定単位が取得できない研修に関して、受講を希望する回答は41.0%であり、自己研鑽のみを目的とした研修にも一定の需要があることが判明した。今後どのような研修を受講したいか(複数回答可)に関しては「薬剤管理指導業務に関する研修」48.0%を筆頭に、幅広い分野に需要が見られた。また、薬局長を対象に実施した若手職員に受講して欲しい研修(複数回答可)については、「リスクマネジメントに関する研修」71.4%が最多であった。
【考察】
調査の結果、研修の内容に関しては薬剤管理指導業務やリスクマネジメントを筆頭に、幅広い需要があることが判明した。開催方法に関しては、自宅や店舗から気軽に受講可能なオンライン形式の需要が高いことが判明した。しかし、これらの開催方法ではディスカッションを行う参加型の研修が困難であるなどの課題がある。今後は研修の質的向上を目指し、内容や需要に応じて開催方法を検討する必要があると考えられる。