[P-209-B] 化学療法マスターを目指した取り組み~コミュニケーションツールを活用して~
【目的】
2020年度診療報酬改定より、がん患者に対する薬局での薬学的管理等の評価として「特定薬剤管理指導加算 2(以下、特管2)」が新設され、薬局薬剤師に高度医療への対応が求められている。しかし、病院薬剤師と比較して薬局薬剤師は、がん化学療法に接する機会が少なく、がん化学療法の服薬指導に対して不安を感じている薬局薬剤師も少なくない。当社薬剤師のがん化学療法に関する知識格差を是正し、がん患者に対して適切な指導を行うことができ、医療機関へ質の高い情報提供を実施するため、2020年10月から、がん化学療法に関する相談室の設置および症例報告会の開催を行った。
【方法】
全店舗閲覧できるグループLINEⓇを立ち上げ、相談窓口や文献紹介、症例報告会の案内に活用した。病院薬剤師を交えた症例報告会を2か月に1回(1回につき2症例)ZOOMⓇを用いて開催した。2020年10月~2021年9月、2021年10月~2022年5月の特菅2のトレーシングレポート(以下、TR)件数と特管2の算定件数及び店舗数を集計し評価した。また、2020年10月~2021年9月は10店舗、2021年10月~2022年5月は88店舗を対象とした。
【結果】
TR件数及び特管2の算定件数は其々174件、147件となった。また、TR件数と特管2の算定件数及び店舗数は2020年10月~2021年9月では其々22件、22件、7店舗に対し、2021年10月~2022年5月では其々152件、125件、18店舗となった。また、TR件数及び特管2の算定件数は症例報告会に参加した店舗が98%を占めた。
【考察】
化学療法実施医療機関の門前薬局がTR件数及び特菅2の算定件数を多く占めている。一方で今回取り組んだ相談室の設置や症例報告会の実施により化学療法実施医療機関の門前薬局でない店舗でも化学療法に対する知識に触れハードルが下がったことからTR件数及び特菅2の算定件数に繋がっていると考えられる。今回の取り組みは社内教育及び研修の一つとして有用ではないかと考えられる。
2020年度診療報酬改定より、がん患者に対する薬局での薬学的管理等の評価として「特定薬剤管理指導加算 2(以下、特管2)」が新設され、薬局薬剤師に高度医療への対応が求められている。しかし、病院薬剤師と比較して薬局薬剤師は、がん化学療法に接する機会が少なく、がん化学療法の服薬指導に対して不安を感じている薬局薬剤師も少なくない。当社薬剤師のがん化学療法に関する知識格差を是正し、がん患者に対して適切な指導を行うことができ、医療機関へ質の高い情報提供を実施するため、2020年10月から、がん化学療法に関する相談室の設置および症例報告会の開催を行った。
【方法】
全店舗閲覧できるグループLINEⓇを立ち上げ、相談窓口や文献紹介、症例報告会の案内に活用した。病院薬剤師を交えた症例報告会を2か月に1回(1回につき2症例)ZOOMⓇを用いて開催した。2020年10月~2021年9月、2021年10月~2022年5月の特菅2のトレーシングレポート(以下、TR)件数と特管2の算定件数及び店舗数を集計し評価した。また、2020年10月~2021年9月は10店舗、2021年10月~2022年5月は88店舗を対象とした。
【結果】
TR件数及び特管2の算定件数は其々174件、147件となった。また、TR件数と特管2の算定件数及び店舗数は2020年10月~2021年9月では其々22件、22件、7店舗に対し、2021年10月~2022年5月では其々152件、125件、18店舗となった。また、TR件数及び特管2の算定件数は症例報告会に参加した店舗が98%を占めた。
【考察】
化学療法実施医療機関の門前薬局がTR件数及び特菅2の算定件数を多く占めている。一方で今回取り組んだ相談室の設置や症例報告会の実施により化学療法実施医療機関の門前薬局でない店舗でも化学療法に対する知識に触れハードルが下がったことからTR件数及び特菅2の算定件数に繋がっていると考えられる。今回の取り組みは社内教育及び研修の一つとして有用ではないかと考えられる。