第17回日本薬局学会学術総会

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シンポジウム

シンポジウム6
「専門医療機関連携薬局のこれから ~政策と連携~」

Mon. Oct 9, 2023 1:40 PM - 3:10 PM 第5会場 (4号館3階 会議室431+432)

座長:吉野 隆之(一般社団法人日本保険薬局協会 専務理事)

[SY6-1] 専門医療機関連携薬局に求めれられる役割

亀井 健太郎 (厚生労働省 医薬・生活衛生局総務課 主査)

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 近年、医療の高度化や高齢化社会の到来、医薬分業の進展等により、医療を取り巻く環境は大きく変化してており、薬剤師・薬局は、このような状況の変化に対応し、地域包括ケアシステムを担う一員として、医療機関等の関係機関と連携しつつ、その専門性を発揮し、患者に安全かつ有効な薬物療法を切れ目なく提供する役割を果たすことが求められている。
 そうした中、住み慣れた地域で患者が安心して医薬品を使うことができる環境を整備するため、制度の見直しが行われ、患者自身が自分に適した薬局を選択できるよう、特定の機能を有する薬局として地域連携薬局、専門医療機関連携薬局が認定制度として導入された。
 これらの薬局は、今後、地域包括ケアシステムの構築が進む中で、各地域の実情に応じ、医師をはじめとする他の医療関係者や医療提供施設と医療を受ける者の薬剤又は医薬品の使用に関する情報を共有しながら連携して、患者に対して一元的・継続的な薬物療法を提供していくことが求められている。特に、専門医療機関連携薬局は、がん等の専門的な薬学管理が必要な利用者に対して、他の医療提供施設との密な連携を行いつつ、より高度な薬学管理や、高い専門性が求められる特殊な調剤に対応できる薬局であることが求められており、このため、専門医療機関連携薬局がその役割を果たすためには、これらの求められている機能を十分に発揮することに加えて、他の薬局に対しても、医薬品の提供、医薬品に係る専門性の高い情報発信や高度な薬学管理を行うために必要な研修等の実施を通じて、専門的な薬学管理が対応可能となるよう支援等の取組も期待されている。
 本シンポジウムでは、専門医療機関連携薬局の制度導入至る経緯とともに、今後の展望として、薬剤師・薬局の皆様に期待したいこと等について概説する。