サイエンスキャッスル2016

Presentation information

関東大会~未来の実になる研究開発~

[4-8] ポスター発表(午後の部)

Sat. Dec 24, 2016 3:00 PM - 3:40 PM エキシビションホール (3階エキシビションホール)

[P-50] きれいな七宝焼きはどのようにしてできるのか

豊島 誠也 (東海大学付属浦安高等学校・中等部 化学部)

  七宝焼きは、銅板の上に、硅石、鉛丹、酸化金属を混ぜた釉薬を乗せて焼いた工芸品である。本研究では、七宝焼きの表面の色彩と状態変化や焼成する温度と時間、焼成後の冷却効果に対する色彩変化を明らかにする目的で行っている。方法は、釉薬の原料と似ている色ガラスを作り、原料の量や種類などのいくつかの条件を変化させ、色彩、透明度、表面の状態を比較した。比較の方法は、目視ならびに撮影したデジタル画像から、RGB数値を読み取り、その数値を比較する方法をとった。本研究の結果、珪砂の量が少ないほど、色彩が強いことを示した。また、焼成後の冷却効果でも色彩に差異を生じたことなどを明らかにした。