[C-3/4] 光エレクトロニクス/レーザ・量子エレクトロニクス

[C-3/4-21] Demonstration of space-division-multiplexed dual-polarization coherent receiver based on metasurface

^○小松憲人¹, 相馬豪¹, 石村昇太², 高橋英憲², 釣谷剛宏², 鈴木正敏², 中野義昭¹, 種村拓夫¹ (1.東大, 2.KDDI総合研究所)

この講演は本会「学術奨励賞受賞候補者」の資格対象です。

Keywords:コヒーレント受信器、空間分割多重、メタサーフェス

コヒーレント方式と空間分割多重（SDM: space-division multiplexing）は光通信のさらなる大容量化に不可欠である．二次元アレイ化された空間チャネルに直接結合できる垂直入射型素子がSDMの実用化に重要であるが，偏波多重（DP: dual polarization）コヒーレント受信器はこれまでに実証されていない．今回，誘電体メタサーフェスを用いた表面入射型DPコヒーレント受信器を提案し，4コアステップインデックス型マルチコアファイバから出力されたSDM信号の一括受信に成功したので報告する．高速PDアレイと組み合わせることで，大容量SDMコヒーレント受信器を実現することができるほか，高いスケーラビリティによりさらに空間チャネル数を増大させることも容易である．