[SL1] ImPACT タフ・ロボティクス・チャレンジ
内閣府 ImPACT-TRC プロジェクトでは、災害空間におけるロボットの有効性を高めるために、タフなロボット技術を開発することを目的として、2014〜2018年の計画で62の研究グループが協力しながら研究開発を進めてきた。4年の研究期間を経て、救助犬の行動ややる気を遠隔モニタリングするサイバー救助犬、浮上して瓦礫内を捜索できる索状ロボット、ダクトや垂直はしごなどを移動できる索状ロボット、悪天候下でもロバストに飛行できる飛行ロボット、重作業と精密作業の両方を実施できる建設ロボット、重量物を無通電で把持できるロボットハンド、垂直はしごや瓦礫上を移動できる脚ロボット、など、世界初、世界一の成果が数多く得られている。成果は年に2回開催するフィールド評価会で公開デモンストレーションし、技術的・社会的・産業的イノベーションにつなげようとしている。本講演では、プロジェクトの主立った成果を紹介する。