2019年度日臨技 首都圏支部・関甲信支部 医学検査学会(第56回)

日臨技会長挨拶

令和元年度日臨技首都圏支部・関甲信支部医学検査学会の開催にあたって






一般社団法人 日本臨床衛生検査技師会
代表理事 会長 宮島 喜文

 本学会が、公益社団法人東京都臨床検査技師会の原田 典明会長の下で、メインテーマ「未来創成in Diversity Tokyo~時流に乗り遅れるな~」として盛会に開催されますことを会員の皆様とともにお慶び申し上げます。
 また、平素より一般社団法人日本臨床衛生検査技師会(以下、日臨技と略す)の活動に、ご理解、ご協力を賜り厚くお礼申し上げます。
 さて、日臨技の活動につきましては、「日臨技を新生させ、未来を拓く」を目標に掲げ、様々な事業に取り組んで参りました。今年5月には山口県下関市で第68回日本医学検査学会 渋田秀美学会長の下開催し、3,600人程の参加をいただき成功裏に終了することができました。改めて、山口県はもとより、関係各位を始め会員のご協力に、感謝申し上げます。
 毎年開催する日臨技主催支部学会は、担当県の実行委員会が特色ある企画と運営で多くの会員が期待しているところです。また、数年前から日臨技の重点課題をテーマとする日臨技企画など通じて、私たちを取り巻く最新の医療情勢を踏まえた討議の場として重要な役割を果たしているものでもあります。
 我が国は平成から令和の時代を迎え、人口減少・高齢化という難題を抱えながらも、次の時代を見据えた新たな社会を目指し、Society5.0時代相応しい仕組みと成長と分配の好循環により全世代型社会保障制度の構築に向け、働き方改革・人づくり革命・生産性革命や質の高く効率的な保健・医療・介護の提供等の政策展開を進めています。今後、医療現場では、タスクシフトやゲノム医療など、我々の係わりが期待できることから、卒前教育制度改革や更に業務拡大に取り組むとともに、今後も質の高い医療を提供できるように会員の教育研修を充実して参ります。
 本学会のメインテーマである「未来創成in Diversity Tokyo~時流に乗り遅れるな~」をテーマに進むべき方向性について考えていただくことは非常に有意義であり、あわせて学術活動の更なる発展と日頃の研究成果を発表する場として参加される会員にとって実り多き学会であることを祈念申し上げます。
 最後になりましたが、本学会を運営するにあたりご尽力をいただきました原田 典明学会長、山方 純子実行委員長をはじめ、東京都臨床検査技師会の皆様に心より感謝申し上げます。
 
令和元年10月26日