[1E08-13] 線量測定3

[1E08] エネルギー分析型甲状腺放射性ヨウ素モニタの開発

(1)全体概要

*谷村 嘉彦¹、西野 翔¹、吉富 寛¹、高橋 聖¹ (1. 原子力機構)

キーワード：甲状腺、放射性ヨウ素、内部被ばく

日本原子力研究開発機構では、原子力施設での事故等の高バックグラウンド線量率下において、公衆及び作業者の甲状腺の内部被ばく線量を測定するために、γ線スペクトロメータを用いたエネルギー分析型甲状腺放射線ヨウ素モニタを開発している。測定対象の放射性ヨウ素は、最大でも8日と半減期が短いため、多数の公衆及び作業者に対応するには、事故発生後に速やかに各避難所及び指揮所に設置できるモニタが必要となる。そこで、開発するモニタは可搬型とした。本発表では、開発するモニタの概要、放射性ヨウ素の測定方法、主要な構成、目標とする性能について報告する。