[1N07-12] ガラス固化技術1

[1N07] V添加ホウケイ酸ガラス中の模擬高レベル廃液成分周りの局所構造－アルカリ土類金属添加の効果

*椎名 慶¹、田治見 祐里¹、内山 孝文¹、柿原 敏明²、田尻 康智²、松浦 治明¹ (1. 東京都市大学、2. 株式会社IHI)

キーワード：ホウケイ酸ガラス、イエローフェーズ、バナジウム、広域Ｘ線吸収微細構造

ガラス固化体中に晶出しがちなイエローフェーズ(YP)の発生を抑制するV添加ホウケイ酸ガラスの最適な組成を探索する目的で、アルカリ土類金属(Zn、Mg、Ca)の含有量を変化させガラスの温度による構造の変化をEXAFS解析により調査した。Mo及びZrはホウケイ酸ガラスに溶けにくくMoはYPを形成する主成分となる。これら２つの原子周りの局所的な構造を評価した。その結果、アルカリ土類金属の含有量によって温度依存性に変化が生じる可能性が示唆された。