2018年春の年会

講演情報

一般セッション

IV. 核燃料サイクルと材料 » 403-1 原子炉化学,放射線化学,腐食化学,水質管理

[2M01-05] 放射線化学

2018年3月27日(火) 09:30 〜 10:50 M会場 (M1棟 M1-313)

座長:細川 秀幸 (日立)

10:00 〜 10:15

[2M03] 放射線環境における構造材近傍のエネルギースペクトル評価

*松村 太伊知2,1、永石 隆二1、片倉 純一2、鈴木 雅秀2 (1. 原子力機構、2. 長岡技大)

キーワード:金属構造材、水、放射線、モンテカルロ計算コード、エネルギースペクトル

構造材近傍の放射線や放射線分解生成物は、腐食をはじめとする構造材の劣化に影響する。ここで、構造材近傍の放射線の線質(種類・エネルギー)及び量は構造材の種類や厚さによって変わるため、これを系統的かつ詳細に調べることは、設置場所等によって異なる構造材(材質・サイズ・形状)を利用する現状に応じた細やかな指針等を与えられる点からも重要である。そこで本研究では、水中の金属構造材(SUS304, SUS316L等)への放射線(γ線, β線)照射をモンテカルロ計算コード(PHITS)で模擬して、その構造材近傍の放射線のエネルギースペクトルを入射線種、構造材の種類や厚さを変えながら評価した。