2023年度全国大会(第58回論文発表会)

講演情報

都市計画論文

講演番号[51]-[54]

2023年11月11日(土) 13:30 〜 14:50 第V会場 (A棟 G35教室)

司会:福田 崚(岡山大学)、石神 孝裕(計量計画研究所)

14:30 〜 14:50

[54] 統計的因果探索による公共施設立地の実態とまちの賑わいの因果分析

○薄 雪晴1、寺部 慎太郎2、柳沼 秀樹2、海野 遥香2、鈴木 雄2 (1. 東京理科大学大学院、2. 東京理科大学)

キーワード:コンパクトシティ、公共施設、拠点、LiNGAM、RCD

モータリゼーションの進展、人口減少・高齢化により、多くの都市が空洞化している。各都市は、少子高齢化に対応し、快適な生活空間の実現に努めている。賑わいあふれる地域社会を目指しているために、既往研究では、商業や歩行者空間の整備に着目した研究が多い.しかし、公共施設に関する分析は十分ではない。そして、従来の因果分析手法は、未観測共通原因がないことを前提としている。この前提が満たされないと、因果関係の推定にはバイアスがある。そこで、本研究では、首都圏の市を対象に、居住・行政・交通・商業の4つの拠点を中心に,徒歩圏における各公共施設の立地状況を評価し、未観測共通原因がある場合に、公共施設の立地とまちの賑わいとの因果関係を明らかにした。