Imaging Conference JAPAN 2018

講演情報

一般セッション(口頭講演)

インクジェット

[IJ2] インクジェット(2) インク

2018年6月19日(火) 15:20 〜 16:40 大ホール (けやき会館 一階)

座長:奥田 貞直(サカタインクス株式会社)、岡田 真一(DIC株式会社)

15:20 〜 15:40

[IJ2-01] インクジェット用W/Oエマルションインクの調製

*江崎 直史1、魚住 俊介1 (1. 理想科学工業株式会社)

油性インクジェットインクは、印刷時の用紙変形が発生しないため、紙を対象とした高速印刷に適している。油性インク中に水を乳化した油中水型(W/O)エマルションインクでは、色材の浸透が抑制され、画質が向上する。一方で、水を乳化するとインクの粘度が高くなる事が課題であった。また、エマルション粒子の凝集・合一が起こるため、貯蔵安定性にも課題があった。
本研究では、油相と水相の組成を変えてW/Oエマルションインクを作製した。それらの粘度と貯蔵安定性を評価し、組成との関係性を調べた。その結果、水相に特定の2価イオンを添加する事によって、粘度を抑えながら貯蔵安定性を向上させられる事を明らかにした。