[1122] Effects of W/C and particle size of base powder on compressive strength of calcium carbonate concrete
Keywords:CO2、加圧成型、解体コンクリート、圧縮強度、細孔径分布、SEM
硬化コンクリートを粉砕し炭酸化させた原料粉末と水との混合物を加圧力50MPaで加圧成型し,105℃で炉乾燥することにより得たカルシウムカーボネートコンクリート(CCC)の品質に及ぼす原料粉末のW/Cおよび粒度の影響について検討した。原料粉末のW/Cが高いほどCCCの圧縮強度が高くなり,これは,原料粉末中の粒子の強度の低下により,加圧中に粒子の粉砕と再配列が生じ,粒子間に形成する空隙が充填されたためと考えられた。また,この充填により粒子同士の接触面積が増加し,加圧による応力がCaCO3に有効に伝達されることでCaCO3の溶解および再析出が促進された可能性が示唆された。