コンクリート工学年次大会2025(盛岡)

講演情報

第47回コンクリート工学講演会

A. 材料・施工 » 再生コンクリート

再生コンクリート

2025年7月17日(木) 10:50 〜 12:20 第3会場 (アイーナ8階 812)

座長:黒田泰弘(建築),麓 隆行(土木)

[1133] セメントシリカフュームスラリーに浸漬した再生骨材を用いたコンクリートの遷移帯特性に関する実験的検討

嶺山修也1, WIRACHA Thaue1, 中山一秀1, 岩波光保1 (1.東京科学大学)

キーワード:セメントシリカフュームスラリー、再生骨材、遷移帯、ビッカース硬さ、細孔空隙

再生骨材コンクリートの遷移帯の品質向上を目的に,再生粗骨材をセメントシリカフュームスラリーに浸漬させた。再生粗骨材を用いたコンクリートの遷移帯の品質を把握するため,再生骨材コンクリートを模擬した試験体を用いて評価を行った。ビッカース硬さ試験で遷移帯厚さを,水銀圧入法で遷移帯の細孔空隙を測定し,浸漬処理によって再生粗骨材周囲にセメントとシリカフュームが付着したことで,付着モルタルと新セメントペースト間のビッカース硬さの増加と細孔空隙の減少に効果的であることを確認した。また,浸漬処理した再生粗骨材はコンクリートの割裂引張強度の増加に寄与した。