[1132] Study of the amount of CO₂fixation in the manufacturing process of recycled aggregate
Keywords:示差熱・熱重量同時測定、再生骨材、CO2固定、付着ペースト量、全有機体炭素測定、XRD
解体後のコンクリート構造物から製造される再生骨材は,建物供用中に加え,再資源化の過程で多くのCO2を固定することが期待される。本研究では,再生骨材の実製造プロセスにおけるCO2固定量を調査することを目的とし,原コンクリートの諸元が既知のコンクリートブロックを用いて再生骨材を製造し,その製造工程および製造後の保管期間におけるCO2固定量を調査した。その結果,再生骨材の製造工程ではCO2の固定量の増加はほとんど確認できなかったが,製造後4週間の保管期間において,再生細骨材Lで最大41.9kg/t,再生粗骨材L,再生細骨材Mおよび再生粗骨材Mで約10kg/tのCO2を固定することが確認できた.