[1308] Effect of Non-Water-Repellent Areas in Water-Repellent Layer with Silane-Based Surface Impregnation Agents on Frost Resistance of Mortar
Keywords:シラン系表面含浸材、有効撥水層厚さ、多電極型等比共面電極、moisture content、image analysis
本研究では,シラン系表面含浸材を塗布したモルタル供試体を用いて,撥水層厚さの算定と凍結融解試験を実施し,耐久性と撥水層厚さの関係を検討した。その結果,塗布時の含水率が高いほど,撥水層内に水分を含む非撥水部が存在し,その影響によって耐凍害性が低下することを示した。また,含水率が高いモルタルに含浸材を重ね塗りすることが撥水層厚さに与える影響について検討した。含浸材を2回塗布することで撥水層厚さは大きくなること,また1回目塗布時よりも撥水層内の非撥水部の割合が小さくなることを画像解析による解析値および静電容量を用いた推定値(有効撥水層厚さ)で評価できることが明らかとなった。