[2089] Experimental Study on Structural Performance of Seismic Walls Using CO2‐Fixing and Absorbing Concrete Containing High Amount of Ground Granulated Blast-Furnace Slag
Keywords:環境配慮型コンクリート、鉄筋コンクリート構造、耐震壁、せん断耐力
CO2排出量の削減を目的として開発中の高炉スラグ微粉末高含有コンクリートを使用した3体の耐震壁試験体について,水平力を作用させる構造実験を実施した。試験体のうち1体は打設後にCO2を部材に吸収させる炭酸化養生を施した。いずれの試験体も5.0~7.5/1000radサイクルでの壁板のコンクリートの損傷に伴い最大耐力を記録し,せん断挙動が支配的な性状を示した。また,実験で得られた最大耐力はコンクリートの調合によらず,各コンクリートの材料試験結果から得られた強度と既往のRC造耐震壁に使用されるせん断終局強度算定式により評価できることなどについて確認した。