[3FAM] (21) アジアの公的ミクロ統計の活用

2022年9月7日(水) 10:00 〜 12:00 F会場 (9号館202教室)

オーガナイザー:馬場康維(統計数理研究所)　座長:菅幹雄(法政大)

近年のアジア経済の発展は目覚ましいものがあり、それに伴い、我が国にとっても経済のみならず文化的・社会的な関係が生じてくることが予測される。このような状況下で、アジアの公的統計を用いて、客観的に経済・社会的な実証分析をすることは十分に意味のあることと考えられる。
　我が国では新統計法の全面施行によって国内の公的統計の二次利用が進みつつある。公的統計の二次利用を促進するサテライトとして情報・システム研究機構に設置されているデータサイエンス共同利用基盤施設（DS）においてデータベース提供が図られているところである。また、公益財団法人統計情報研究開発センターを中心にして、アジア諸国の世帯統計ミクロデータの収集、データベース化が進められ、これらのデータもDSにおいてデータベース提供が図られている。このセッションは、日本も含むアジアの公的統計のミクロデータを用いた実証分析を中心とした話題の提供を行い、多くの研究者にアジアのミクロ統計への関心を促すことを目的としている。