函館大会(第51回石油・石油化学討論会)

講演情報

設備保全

[1D09-12] 設備保全(4)

2021年11月11日(木) 13:00 〜 14:00 D会場 (函館アリーナ 武道館C)

座長:比佐 大(富士石油(株))

13:30 〜 13:45

[1D11] 常圧蒸留装置の塔頂系配管における材質検討

○安藤 貴紘1 (1. 富士石油株式会社 袖ケ浦製油所 工務部 工務技術課)

常圧蒸留装置の蒸留塔頂部から抜出されるガスには、原油中の水分、塩分等の腐食性物質(塩化水素)が含まれている。蒸留塔の塔頂部および下流に位置する配管、熱交換器などの機器が著しい腐食環境に曝されているため、保全管理が難しい。弊社常圧蒸留装置はホットドラム(2ドラム)方式を採用しているため、ホットドラムから下流の配管と空冷式熱交換器までの間が著しい腐食環境に該当する。2021年の定期修理工事で塔頂系配管の更新が必要な状態となった事に合わせ、耐食材料への変更による長寿命化を検討した事例について紹介する。

キーワード:Crude Destilation Unit, Overhead System, Upgrade