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△ [19a-E318-6] Co1-YNiY(OH)2前駆体から合成したCo3-XNiXO4 (X = 0-1.28)スピネル酸化物粒子の室温磁性
キーワード:コバルトスピネル、酸化物磁性体
近年、CoとNiが原子レベルで混合する有機金属構造体を燃焼させることにより、合成が困難とされていたX ≧ 1の組成域でもCNOの合成が可能となった。CNOは、逆スピネル構造を取るフェリ磁性体として知られており、その磁性に関しこれまで多くの研究がなされてきた。本研究では、CoとNiが原子レベルで混合するCo1-YNiY(OH)2を前駆体として用い、CNOを合成し、未開拓であるX ≧ 1の組成域の磁性を調べることに成功した。