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[3611] 3次元可視化技術の休廃止鉱山管理等への適用について
司会:迫田昌敏(JOGMEC)
キーワード:休廃止鉱山, 鉱山管理, 発生源対策, 3次元可視化
休廃止鉱山では近年、管理面におけるリスク(人員の減少、施設老朽化、自然災害、永続的管理)が増加しつつあり、金属鉱業等公害対策特別措置法に基づく第5次基本方針では、鉱害防止工事の迅速かつ確実な実施と坑廃水処理の更なるコスト削減が掲げられている。このような状況に対応するべく、近年進展の著しい計測・可視化技術を用いて、休廃止鉱山管理への適用性を検討した。ボーリング孔を用いた坑道内のレーザースキャナ計測では、人の侵入が不可能な地下深部の坑道空間の形状や空間量の把握が可能であることを確認できた。UAV(無人航空機)に搭載したデジタルカメラによる地表撮影では、積雪時や災害時などの現地立入が困難な場合における調査が可能であり、安価かつ迅速な点検作業への応用が期待される。これら諸技術は、「先進型坑廃水処理技術開発事業」において充填施工施設の設計のための調査手法として活用し、鉱山管理に加えて発生源対策検討に対しても有効であると評価した。
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