【企画講演】 ゼロエミッション社会構築にむけたCCS/CCUS技術開発

[2307-15-01] 二酸化炭素を加圧吸収させたアミン溶液からの二酸化炭素の超音波を用いた低温脱離

○大川 浩一¹、藤田 知花¹、高頭 周作¹、加藤 貴宏¹ (1. 秋田大学)

司会：藤井孝志（国立研究開発法人産業技術総合研究所）

キーワード：二酸化炭素、アミン溶液、超音波、脱離、CCS

これまでの研究にて、低周波数の超音波照射は、溶存した二酸化炭素(CO₂(aq))に対して、脱離を迅速に行えることを明らかにした。従って、CO₂(aq)の形で二酸化炭素を吸収できるアミン溶液と超音波を組み合わせることができれば、低温での効率的な脱離が可能になると考えている。そこで、pKa、粘度、アミンの級数等を考慮し、いくつかのアミン溶液を選択し、それら溶液を超音波と組み合わせてCO₂の吸脱着の実験を行った。第2級、第3級アミンに対しては、CO₂吸収速度が遅いことから、加圧吸収との組み合わせを検討した。これら結果について報告する。