MMIJ 2023,Matsuyama

Presentation information (2023/08/10 Ver.)

Special session

(Special session) Recent trends in the development and utilization of coal and other energy resources[Thu. Sep 14, 2023 PM Room-3]

Thu. Sep 14, 2023 9:00 AM - 12:10 PM (Room-3) EL43, 4F, Common Lecture Hall C

11:34 AM - 11:52 AM

[3301-10-09] [Student presentation: Master’s course] Removal of asphaltene from bitumen and oxidative desulfurization of maltene using ultrasound

○Yoshitaka Wakisaka1, Hirokazu Okawa1, Takahiro Kato1 (1. Akita University)

Keywords:Bitumen , Oxidative desulfurization, Ultrasound, Maltene, Asphaltene

オイルサンドから分離した重質油のビチューメンは、硫黄を5wt%程度含有しているため燃料として使用するには脱硫処理が不可欠である。しかし、従来の水素化脱硫法は高温で処理するため、加熱によるエネルギー消費が課題である。そこで、我々は室温下で行える酸化脱硫法の適用を検討してきた。n-ペンタンにより低粘度化させたビチューメンに対して超音波を用いて酸化脱硫法を実施すると68%の硫黄が除去できることを明らかにした。さらに脱硫効率を改善するためにビチューメンからアスファルテンを除去した後に酸化脱硫を行うことを検討した。アスファルテンはビチューメン中の複雑な高分子量体であり、ビチューメンの粘度を高くする要因となっている。したがって、本研究ではビチューメンからアスファルテンを分離し、燃料として利用価値の高い軽質成分のマルテンを酸化脱硫することを目的とした。超音波を用いてビチューメンをn-ペンタンに分散させ、スラリーを得た後に極性の違いを利用することで、マルテンとアスファルテンを簡易に分離することに成功した。マルテンに対して酸化脱硫を施すと脱硫率は81%を示し、処理重量当たりの脱硫率が改善することを明らかにした。

講演PDFファイルダウンロードパスワード認証

講演集に収録された講演PDFファイルのダウンロードにはパスワードが必要です。

現在有効なパスワードは、[資源・素材学会会員専用パスワード]です。
※[資源・素材学会会員専用パスワード]は【会員マイページ】にてご確認ください。(毎年1月に変更いたします。)

[資源・素材学会会員専用パスワード]を入力してください

Password