一般社団法人資源・素材学会 2025年度 春季大会

講演情報(2025年2月5日付 確定版)

企画講演

【企画講演】素材プロセッシングにおけるシミュレーションおよびデータサイエンスの活用事例 ①  [3/14(金) AM  第3会場]

2025年3月14日(金) 10:50 〜 12:00 第3会場(6号館 3階 635)

司会:宇田 哲也(京都大学)、川村 茂(秋田大学)

●素材部門委員会では、無機素材全般の製造、リサイクリング等に関する広範囲な技術情報交換のための企画セッションを開催している。今回は素材プロセッシングにおけるシミュレーションの活用から、AIやビックデータの利用にも話題を拡大してセッションを企画した。なお、次回以降の企画の提案も委員から受け付けており、委員も随時募集している。希望者は学会ホームページを参考に委員長もしくは事務局まで連絡ください。

<発表:60分中、講演50分、質疑応答10分/1件>
<発表:30分中、講演25分、質疑応答5分/1件>

11:30 〜 12:00

[3K0301-02-02] 晶析スクラバーのエリミネーター湿潤化および循環水量の最適化による除塵効率の向上

○秋山 尚輝1、猿渡 元彬1、小出 克将1、永井 啓明1、天野 道1、西川 勲1 (1. 住友金属鉱山株式会社)

司会:川村 茂(秋田大学)

キーワード:シミュレーション、流体計算、粉体計算、硫酸ニッケル、スクラバー

住友金属鉱山(株)播磨事業所では、ISP法による亜鉛・鉛製錬からの事業転換を経て、2014年から硫酸ニッケルを生産している。播磨硫酸ニッケル製造プロセスでは、ニッケル・コバルト混合硫化物を原料とし、オートクレーブによる高圧酸化法によりニッケル・コバルトなどの有価金属を液中に浸出させた後、溶媒抽出でコバルトを分離する湿式製錬プロセスにて硫酸ニッケル液を精製、その一部を晶析することで硫酸ニッケル結晶を製造している。この晶析工程において真空蒸発缶より連続的に排出する硫酸ニッケル結晶は、流動層乾燥機にて熱風を吹付けることで乾燥しており、乾燥機の排気に含まれた微細な硫酸ニッケル結晶紛を回収するようスクラバーによる除塵を行っている。
本報告では、硫酸ニッケル結晶乾燥工程におけるスクラバー設備に着目し、計算ソフトAnsys FluentおよびAltair EDEMを使用したシミュレーション計算による、スクラバー設備のエリミネーターおよびスプレー状態の改善を通した除塵効率の向上の取り組みについて報告する。

講演PDFファイルダウンロードパスワード認証

講演集に収録された講演PDFファイルのダウンロードにはパスワードが必要です。

現在有効なパスワードは、[資源・素材学会会員専用パスワード]です。
※[資源・素材学会会員専用パスワード]は【会員マイページ】にてご確認ください。(毎年1月に変更いたします。)

[資源・素材学会会員専用パスワード]を入力してください

パスワード