日本薬学会第143年会(札幌)

セッション情報

一般シンポジウム

[S07] 進展する創薬・医療AI

2023年3月26日(日) 10:10 〜 12:10 [PS1会場] 薬学部 臨床薬学講義室 (1F)

オーガナイザー:有馬 英俊(第一薬大薬)、関嶋 政和(東工大情報)

創薬や医療のさらなる効率化のため、人工知能(AI)やシミュレーション・エンジニアリングなどの技術を包含するデジタルツインやサイバーフィジカルシステムが注目を集めている。創薬プロセスでは、オミックス情報やリアルワールドデータ (RWD) といったビックデータの収集やAIを用いた解析などにより医薬品開発の効率化や新しいモダリティの開発が行われている。医療においては、デジタル技術を活用した病気の早期検知や診断支援、SaMDと連携した服薬管理・投薬、Decentralized Clinical Trialsなどが実施されている。このように、創薬・医療においてDXの進展がみられるが、AI・IT技術は加速度的に進歩するため、日常的な情報のキャッチアップは必須であり、さらに創薬や医療への迅速な導入が図られる必要がある。本シンポジウムでは「進展する創薬・医療AI」と題し、AI創薬やAI医療研究に取り組まれている4名のシンポジストによる講演を企画した。関嶋政和先生(東京工大)は「機械学習を用いた化合物の最適化と創薬への応用」、山西芳裕先生(九州工大)は「シナジー創薬学:情報・物質・生命の協奏による化合物相乗効果の統合理解と設計」、有馬英俊先生(第一薬大)は「製剤・創剤における人工知能の利活用」、加納 学先生(京都大)は「心拍変動解析に基づく医療・ヘルスケアサービスを社会実装するための人工知能開発」と題して講演及び討論を行います。本シンポジウムを通して、創薬・医療AIの進展について参加者の皆様と情報共有できれば幸いです。

趣旨説明:有馬 英俊(第一薬大薬) (10:10 〜 10:15)

まとめ:関嶋 政和 (12:05 〜 12:10)

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