2018年春の年会

講演情報

一般セッション

IV. 核燃料サイクルと材料 » 404-2 核化学,放射化学,分析化学,アクチノイドの化学

[2N04-09] 分離分析

2018年3月27日(火) 10:25 〜 12:00 N会場 (M3棟 M3-211)

座長:渡邉 雅之 (JAEA)

10:25 〜 10:40

[2N04] Sr吸着繊維を用いた汚染水中の90Srその場分析法の開発

*今田 未来1、堀田 拓摩1、浅井 志保1、松枝 誠1、半澤 有希子1、斎藤 恭一2、藤原 邦夫3、須郷 高信3、亀尾 裕1 (1. 原子力機構、2. 千葉大学工、3. 環境浄化研究所)

キーワード:グラフト重合、90Sr分析、クラウンエーテル、繊維、β線、チェレンコフ光、検出効率、その場分析

福島第一原子力発電所では、海水・地下ドレン水等に含まれる放射性核種のモニタリングが行われている。その中でも90Srの放射能分析は煩雑で長時間を要する分析前処理が必要となるため、簡易・迅速化が達成できれば、より効率的なデータの取得が可能となる。これまで我々は、90Sr分析の前処理を容易にするためにSr吸着繊維を作製してきた。本繊維は、グラフト重合を用いて付与した高分子鎖により繊維表面の疎水性を向上させ、疎水性相互作用によってSr吸着剤である18-クラウン-6-エーテル誘導体を担持している。本研究では、90Srを吸着した繊維の①サーベイメータを用いたβ線測定②液体シンチレーションカウンタを用いた90Yのチェレンコフ光測定の2つの測定法への適用を検討した。90Srの正確な定量のためには,繊維によるβ線の自己吸収やチェレンコフ光の遮蔽を考慮し,測定試料を作製する必要があることがわかった。