15:00 〜 15:15
[1E09] エネルギー分析型甲状腺放射性ヨウ素モニタの開発
(2)検出器及び遮蔽体の最適化
キーワード:甲状腺、放射性ヨウ素、内部被ばく
日本原子力研究開発機構では、原子力事故時等に高バックグラウンド線量率下において使用可能な、可搬型のエネルギー分析型甲状腺放射性ヨウ素モニタの開発を進めている。使用検出器の候補であるCdZnTe半導体検出器、LaBr3、SrI2シンチレーション検出器について、エネルギー分解能・検出効率等の基礎特性を評価するとともに、バックグラウンド放射線を効果的に遮蔽するための遮蔽体の材質及び構造について検討した。本講演では上記の結果を踏まえた測定器構造の最適化と、達成可能な性能について報告する。