2018年春の年会

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VI. 保健物理と環境科学 » 保健物理と環境科学

[2E10-15] 放射能測定・環境修復

2018年3月27日(火) 14:45 〜 16:20 E会場 (R1棟 R1-311)

座長:高橋 知之 (京大)

15:45 〜 16:00

[2E14] 福島原発事故により汚染された土壌中の放射性セシウムの深度分布の変遷を考慮した空間線量率の変化のシミュレーション

*佐藤 治夫1、吉井 聖人1 (1. 岡山大学大学院自然科学研究科)

キーワード:福島原発事故、放射性セシウム、深度分布、遮蔽、空間線量率

福島原発事故によって汚染された土壌中の放射性セシウム(Cs-134, Cs-137)について、フィールド調査から得られたインベントリ(初期の単位面積当たりの沈着量)や深度分布などのデータに基づいて、深度分布の変化をシミュレーションすると共に、深度分布の変化に伴う土壌の遮蔽を計算し、空間線量率の変化をシミュレーションした。得られた解析結果について、フィールド調査地点付近のモニタリングデータの経時変化(4年間)と比較検討した。発表では、主に深度分布の変化のシミュレーション結果に基づいた空間線量率の変化の解析結果について報告し議論する。