2018年春の年会

講演情報

一般セッション

IV. 核燃料サイクルと材料 » 404-3 燃料再処理

[3N06-09] MA回収,FP分離プロセス

2018年3月28日(水) 10:55 〜 12:00 N会場 (M3棟 M3-211)

座長:渡邉 大輔 (日立)

10:55 〜 11:10

[3N06] 抽出クロマト法を用いたMA分離プロセス中に形成される錯体構造の評価

*片井 雄也1、松浦 治明1、渡部 創2、新井 剛3、安倍 諒治3、櫻井 智明3 (1. 東京都市大学、2. 日本原子力研究開発機構、3. 芝浦工業大学)

キーワード:抽出クロマトグラフィ法、広域X線吸収微細構造、Eu、Nd、MA

抽出クロマトグラフィ法を用いたMA回収技術開発として、CMPO / SiO2-Pカラム、HDEHP / SiO2-Pカラムを用いた2段階の分離プロセスを検討している。1段目では軽希土類及びCs等FPの分離を、2段目では重希土類の分離を狙っている。本研究では軽希土類及び重希土類の代表として、Nd及びEuをそれぞれ選定し、吸着材中に形成される錯体構造を評価することで分離メカニズムの最適化に資することを目的とした。吸着材にNd及びEuを吸着させ、溶離液組成をパラメータとしたバッチ溶離操作を行った。溶離されずに残留した錯体の構造を、EXAFS測定によって調査した。金属周りの局所構造の変化から、溶離液組成が残留金属錯体構造に及ぼす影響を評価した。