2022年秋の大会

講演情報

一般セッション

III. 核分裂工学 » 301-1 炉物理,核データの利用,臨界安全

[1G11-13] 解析手法開発2 輸送計算

2022年9月7日(水) 15:50 〜 16:40 G会場 (E1棟3F 32番教室)

座長:多田 健一(JAEA)

15:50 〜 16:05

[1G11] 離散座標法による輻射輸送方程式の数値計算における散乱源の取扱い手法に関する研究

(3) 直接角度表示法とルジャンドル展開法の包括的な比較

*清水 亮輔1、千葉 豪1 (1. 北海道大学)

キーワード:離散座標法、輻射輸送方程式、散乱源、輸送近似

これまでに、離散座標法を用いた2つの散乱源の取り扱い手法の検討を行なってきた。光イメージング分野で広く使われる直接角度表示法と、原子炉物理分野で広く使われるルジャンドル展開法である。特に、それぞれの手法の計算精度に関する比較を行なっている。今回新たに、直接角表示法では散乱角評価の高精度化を導入し、ルジャンドル展開法ではDelta-EddingtonとCasero transport correctionを導入した。また、種々の方法に対して、ガウス・ルジャンドル求積セットではない非対称な求積セットを用いて計算を行なった。