2022年秋の大会

講演情報

一般セッション

VI. 核融合工学 » 601-2 核融合炉材料工学(炉材料,ブランケット,照射挙動)

[2H07-09] 核融合炉機能材料2

2022年9月8日(木) 11:10 〜 12:00 H会場 (E1棟3F 33番教室)

座長:佐藤 聡(QST)

11:40 〜 11:55

[2H09] マイクロ波加熱による鉱石の溶解反応と構成元素分離工程の試験研究

*赤津 孔明1、金 宰煥1、黄 泰現1、中野 優1、杉本 有隆1、中道 勝1 (1. 国立研究開発法人量子科学技術研究開発機構)

キーワード:核融合炉、化学処理、マイクロ波加熱、溶解反応

核融合原型炉ブランケットには大量の金属材料が使用され、数年毎に交換される設計になっている。その金属中には、レアメタルも多く含まれており、コスト削減・資源の安定的な確保の観点から、原料からの金属精製技術開発は重要課題である。量研は、核融合研究開発における資源の安定的な確保に向けた革新的な低温精製技術開発に成功した。本発表では、レアメタルを含んだ難溶解性である鉱石を低温で溶解可能とした化学処理とマイクロ波加熱の複合化処理において、マイクロ波加熱が作用する溶解反応と溶解溶液からの不純物分離工程についての試験研究成果を報告する。