[2L01-04] シビアアクシデント

[2L02] 多次元ボイド計測による粒子充填層における二相流動の把握

*植田 翔多¹、新井 崇洋¹、大川 理一郎¹、古谷 正裕¹ (1. 電中研)

キーワード：粒子状デブリ、充填層、二相流、流動様式、ボイド率

軽水炉の重大事故時において、事前注水により格納容器下部に形成されたプール水中に炉心溶融物が落下し冷却される効果が期待される。溶融物が圧力容器から落下し堆積した際の粒子状デブリ冷却特性については、従来から多くの研究があるものの粒子状デブリと構造物が共存する体系における冷却特性や粒子状デブリ内部における気液二相流に関する知見は不足している。本研究では、粒子径をパラメータとして、充填層における空気-水二相流実験を行った。インデックスマッチング法を用いて充填層と構造物壁近傍の二相流動を高速度カメラによって可視化するとともに、充填層内のボイド率分布の時間変化をワイヤメッシュセンサによって計測した。得られた可視化結果と多次元データをもとに充填層内における空隙の空間的な繋がりが二相流動と流動様式に与える影響について検討した結果を報告する。