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[3A10] 福島原子力発電所事故由来の難固定核種の新規ハイブリッド固化への挑戦と合理的な処分概念の構築・安全評価
(1)全体概要
キーワード:福島第一原子力発電所事故、ハイブリッド固化、熱間等方圧加圧法、廃棄物処分、安全評価
福島第一原子力発電所事故で発生した多様な廃棄物の安定固化研究が推進される中、更に廃棄体と処分、安全評価までを結節した取り組みが必要である。特に固定化が難しく長期被ばく線量を支配するヨウ素(I)、α核種のマイナーアクチノイド(MA)に注目し、これらのセラミクス1次固化体を特性評価モデルに実績を有するSUSやジルカロイといったマトリクス材料中に熱間等方圧加圧法(HIP)等で固定化したハイブリッド固化体とすることを提案する。これにより核種閉じ込めの多重化、長期評価モデルの信頼性の向上により実効性・実用性ある廃棄体とし、処分概念具体化と潜在的有害度及び核種移行の観点から処分後の被ばく線量評価を行い、安全かつ合理的な廃棄体化法、処分方法の構築を目指している。本シリーズ発表では全体概要、廃棄体合成と構造解析、理論計算、処分概念と安全評価までの通貫した取り組みについて事業を開始したR3からの取り組みを発表する。