2022年秋の大会

講演情報

一般セッション

III. 核分裂工学 » 302-1 新型炉システム

[3F11-16] 原子炉構造レジリエンスの向上

2022年9月9日(金) 14:45 〜 16:25 F会場 (E1棟3F 31番教室)

座長:岡村 茂樹(富山県立大)

15:30 〜 15:45

[3F14] 原子炉構造レジリエンスを向上させる破損の拡大抑制技術の開発

(18)過大地震時の破損シーケンス制御技術 支持構造物破損による配管系の地震応答低減の検討

*中村 いずみ1、笠原 直人2 (1. 防災科研、2. 東大)

キーワード:過大地震、配管系、支持構造物、複数破損、応答低減

設計の想定を超えた事象に対し、安全性への影響の小さい破損モードを先行させることで重大な破損モードへの進展を抑制する破損シーケンス制御技術の考え方が提唱されている。配管系で破損シーケンス制御技術を実現させるには、配管本体に先行して比較的重要度の低い支持構造物を損傷させることで、配管本体への破損拡大を抑制する手法が考えられる。そこで、支持構造物を有する小規模な配管系モデルを用い、解析による事例検討を行った。解析では一定の負荷を受けた支持構造物は喪失するものとして配管系の地震応答への影響を検討した。