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[96] 非線引き都市の居住誘導区域内残存農地の特性と方向性に関する研究
キーワード:非線引き都市、居住誘導区域、残存農地、農地転用
本研究は、居住誘導区域内に残存農地を含む非線引き都市を対象に、残存農地の特徴を把握し、土地利用方針と農業政策との関係を踏まえた今後の残存農地のあり方について検討することを目的とする。残存農地を連担性や営農環境等の農業的観点と、公共交通や基盤整備区域の都市的観点から評価し、今後の残存農地への施策等をヒアリング調査により把握した。
その結果、営農環境の良い状態の大規模残存農地が居住誘導区域に含まれて指定されており、都市的評価が低い大規模残存農地も存在した。従って、都市計画運用指針で定める「新たな開発地」を明確に定義する必要がある。また、これら未転用の大規模残存農地は、居住誘導区域もしくは誘導対象行為から除外すると同時に、目標とする人口密度の算出からも除外する等の検討が必要である。
その結果、営農環境の良い状態の大規模残存農地が居住誘導区域に含まれて指定されており、都市的評価が低い大規模残存農地も存在した。従って、都市計画運用指針で定める「新たな開発地」を明確に定義する必要がある。また、これら未転用の大規模残存農地は、居住誘導区域もしくは誘導対象行為から除外すると同時に、目標とする人口密度の算出からも除外する等の検討が必要である。