[P3-13] 日本人クラウドワーカーと学生のweb上での認知課題成績の比較
キーワード:クラウドワーカー、web実験、再現
クラウドワーカー (Crowd-worker, CW)を参加者とし,webを介した認知実験においても,従来の実験室実験と同様,課題固有の効果が再現されることが,西洋の参加者による研究で示されている (Crump et al., 2013)。一方,日本人参加者による研究では,CWは学生よりもRTが長いが正答率がより高いことが示されている (Majima, 2017)。本研究では,日本人CWと学生の認知課題成績を比較し,Majima (2017) で示された速さと正確さのトレードオフが生じるか,また,記憶課題や気分誘導課題でも課題の効果が見られるかを検討した。フランカー課題,心的回転課題,処理水準課題,気分誘導課題の結果,全ての課題において,CW・学生ともに課題固有の効果が再現できることが示され,また,速さと正確さのトレードオフは見られなかった。日本人CWによるweb実験も,実験室実験と同様,認知研究の有効な方法であることが示唆された。
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