セッション口頭発表

T1.［トピック］変成岩とテクトニクス

[2oral301-13] T1.［トピック］変成岩とテクトニクス

2022年9月5日(月) 08:45 〜 12:00 口頭第3会場 (14号館102教室)

座長:遠藤俊祐(島根大学)、平内健一(静岡大学)

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08:45 〜 09:00

[T1-O-5] 深部スロー地震が発生する地質環境: 三波川変成帯の例

【ハイライト講演】

*小山雪乃丞¹、ウォリスサイモン¹、永冶方敬¹ (1. 東京大学大学院理学系研究科地球惑星科学専攻)

世話人よりハイライトの紹介：地球物理学的観測網の発展により，スロー地震が世界各地の沈み込み帯から発見されてきた．しかし、その発生機構は不明な点が多い．本発表は三波川変成岩の組織解析を基に，深部スロー地震発生深度における変形環境の特定を目指した研究である．プレート境界が幅広い連続変形領域であることを見出し，微細褶曲構造の形成と深部スロー地震現象との関係性も指摘している．スロー地震の地質学的描像を鮮明にする研究と期待される．※ハイライトとは

09:00 〜 09:15

[T1-O-6] 前弧マントルウェッジ蛇紋岩の破壊様式に対する間隙流体圧の影響

*平内健一¹、永田有里奈¹、岡崎啓史^2,3 (1. 静岡大学、2. 広島大学、3. 海洋研究開発機構高知コア研究所)

09:15 〜 09:30

[T1-O-7] Naturally injected short-lived fluid flow in a single fracture related to seismic events in the middle crust.

*Diana Mindaleva¹, Masaoki Uno¹, Noriyoshi Tsuchiya¹ (1. Tohoku University)

09:30 〜 09:45

[T1-O-8] 沈み込み帯の流体で形成されたアンチゴライト脈に記録された過渡的な流体移動

*吉田一貴¹、大柳良介²、木村正雄³、 Plümper Oliver⁴、福山繭子⁵、岡本敦¹ (1. 東北大学、2. 国士舘大学、3. 高エネルギー加速器研究機構、4. ユトレヒト大学、5. 秋田大学)

09:45 〜 10:00

[T1-O-9] スラブ起源物質によるマントルウェッジの多様な交代作用
：北海道神居古潭帯の蛇紋岩からの検討

*高見澤駿¹、市山祐司¹、山崎秀策²、田村明弘³、森下知晃³ (1. 千葉大学、2. 国立研究開発法人土木研究所寒地土木研究所、3. 金沢大学理工研究域地球社会基盤学系)

10:00 〜 10:15

[T1-O-10] スラブーマントル境界における交代作用と物質移動：四国中央部三波川帯富郷地域の蛇紋岩岩体からの知見

*大柳良介^1,2、宇野正起³、岡本敦³ (1. 国士舘大学、2. 国立研究開発法人海洋研究開発機構、3. 東北大学)

10:15 〜 10:30

[T1-O-11] 沈み込む海洋地殻の構造スライス化におけるCASH-CO₂交代作用の重要性：三波川帯の例

*遠藤俊祐¹、栗原那知¹、田口知樹² (1. 島根大学、2. 早稲田大学)

10:30 〜 10:45

[T1-O-12] 変成岩の体積変化推定に基づくフランシスカン沈み込み帯でのシリカと水の移動の定量的評価

*副島祥吾¹、ウォリスサイモン¹ (1. 東京大学)

10:45 〜 11:00

[T1-O-13] 海洋底変質に伴う定量的な元素移動量とその支配パラメーター：北西太平洋と南太平洋の元素移動形態の相違

*松野哲士¹、宇野正起¹、岡本敦¹ (1. 東北大学大学院環境科学研究科)

11:00 〜 11:15

[T1-O-14] 四国三波川帯五良津東部岩体産エクロジャイト相大理石の炭素・酸素同位体組成再訪

【ハイライト講演】

*原田浩伸¹、辻森樹^1,2、高柳栄子¹、井龍康文¹ (1. 東北大学理学研究科地学専攻、2. 東北大学東北アジア研究センター)

世話人よりハイライトの紹介：炭素同位体や酸素同位体分析は，炭酸塩の起源や地球内部の流体活動を知るための有用な手がかりである．講演者らは，エクロジャイト相変成作用を経験した大理石の炭素－酸素同位体分析を行い，(1)大理石が海洋性炭酸塩を起源とすること，(2)大規模な流体活動を受けた可能性を指摘している．地球内部における流体活動の貴重な情報交換の場となることが期待される．※ハイライトとは

11:15 〜 11:30

[T1-O-15] 放射光micro-XANES分光法による三波川変成帯エクロジャイト相岩体の温度圧力構造再評価

*伊藤泰輔¹、ウォリスサイモン¹、高橋嘉夫¹、遠藤俊祐²、小暮敏博¹、淺原良浩³ (1. 東京大学大学院理学系研究科地球惑星科学専攻、2. 島根大学総合理工学部地球科学科、3. 名古屋大学大学院環境学研究科地球環境科学専攻)

11:30 〜 11:45

[T1-O-16] チェコ共和国・ボヘミア地塊に産する珪長質グラニュライトの最高変成圧力

【ハイライト講演】

*内藤美桜¹、山根健輔¹、中村大輔¹、平島崇男²、マルチンスフォイッカ³ (1. 岡山大学、2. 京都大学、3. チェコ科学アカデミー)

世話人よりハイライトの紹介：ヨーロッパ・ボヘミア地塊の高圧～超高圧変成帯に産する珪長質グラニュライトの温度圧力履歴に関する岩石学的研究である．超高圧変成帯には広域的に珪長質変成岩が分布し，超高圧条件を示すエクロジャイトの岩塊を含んで産出する．大陸地殻に由来すると考えられる珪長質変成岩が，どこまで沈み込み，上昇してきたかを明らかにした本研究は，地殻物質の挙動を考えるうえで重要なデータとなると考えられる．※ハイライトとは

11:45 〜 12:00

[T1-O-17] 炭質物ラマンスペクトルから被熱温度を推定する際のピークフィッティングの自動化

*金木俊也¹、纐纈佑衣² (1. 京都大学防災研究所、2. 名古屋大学大学院環境学研究科)

セッション情報

[2oral301-13] T1.［トピック］変成岩とテクトニクス

[T1-O-5] 深部スロー地震が発生する地質環境: 三波川変成帯の例

【ハイライト講演】

[T1-O-6] 前弧マントルウェッジ蛇紋岩の破壊様式に対する間隙流体圧の影響

[T1-O-7] Naturally injected short-lived fluid flow in a single fracture related to seismic events in the middle crust.

[T1-O-8] 沈み込み帯の流体で形成されたアンチゴライト脈に記録された過渡的な流体移動

[T1-O-9] スラブ起源物質によるマントルウェッジの多様な交代作用
：北海道神居古潭帯の蛇紋岩からの検討

[T1-O-10] スラブーマントル境界における交代作用と物質移動：四国中央部三波川帯富郷地域の蛇紋岩岩体からの知見

[T1-O-11] 沈み込む海洋地殻の構造スライス化におけるCASH-CO₂交代作用の重要性：三波川帯の例

[T1-O-12] 変成岩の体積変化推定に基づくフランシスカン沈み込み帯でのシリカと水の移動の定量的評価

[T1-O-13] 海洋底変質に伴う定量的な元素移動量とその支配パラメーター：北西太平洋と南太平洋の元素移動形態の相違

[T1-O-14] 四国三波川帯五良津東部岩体産エクロジャイト相大理石の炭素・酸素同位体組成再訪

【ハイライト講演】

[T1-O-15] 放射光micro-XANES分光法による三波川変成帯エクロジャイト相岩体の温度圧力構造再評価

[T1-O-16] チェコ共和国・ボヘミア地塊に産する珪長質グラニュライトの最高変成圧力

【ハイライト講演】

[T1-O-17] 炭質物ラマンスペクトルから被熱温度を推定する際のピークフィッティングの自動化

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