世話人よりハイライトの紹介：漸新世半ばから中新世初めまでに，内帯側から中央構造線をこえてナップが移動したことを，松山南方の久万層群の巨礫から論ずる．同層群は中央構造線をまたいで分布する陸成層であり，また，同層群が不整合でおおう始新統ひわだ峠層は，三波川変成岩の地表露出を示す最古の層である．この地域の層序と構造から，ナップテクトニクスは領家帯と三波川帯の接合後の出来事とみなすことができる．※ハイライトとは

15:00 〜 15:15

[3oral311-21-7add] 休憩

15:15 〜 15:30

[T2-O-13] 福岡県北西部における日本海拡大後の火山活動

*佐藤大介¹ (1. 産総研地質調査総合センター)

15:30 〜 15:45

[T2-O-14] 中期中新世後半の九州と西南日本の背弧における島弧方向の応力勾配

*牛丸健太郎¹、山路敦¹ (1. 京都大学大学院理学研究科地球惑星科学専攻)

15:45 〜 16:00

[T2-O-15] 放射年代と全岩化学組成に基づく九州西部天草地域の中新世貫入岩の起源の検討

*新正裕尚¹、赤坂真奈²、折橋裕二²、仁木創太³、佐々木実²、平田岳史³ (1. 東京経済大学全学共通教育センター、2. 弘前大学理工学部地球環境防災学科、3. 東京大学理学系研究科地殻化学実験施設)

16:00 〜 16:15

[T2-O-16] Great earthquake at 7.3 ka inferred from tsunami deposits, southwestern Japan

*七山太¹ (1. ふじのくに地球環境史ミュージアム )

16:15 〜 16:30

[T2-O-17] 海洋底拡大前夜の背弧海盆の中軸部は冷たいのか熱いのか？沖縄トラフ南部での科学掘削に向けた検討

【ハイライト講演】

*大坪誠¹、新井隆太²、土岐知弘³、木下正高⁴、三澤文慶¹、大橋聖和⁵、久保田好美⁶、宮川歩夢¹、池上郁彦⁷、Christine Regalla⁸、Chih-Chieh Su⁹ (1. 産業技術総合研究所、2. 海洋研究開発機構、3. 琉球大学、4. 東京大学地震研究所、5. 山口大学、6. 国立科学博物館、7. タスマニア大学、8. 北アリゾナ大学、9. 国立台湾大学)

世話人よりハイライトの紹介：背弧海盆の拡大メカニズムを理解することはプレートテクトニクスの理解に欠かせない地球科学のフロンティアである．沖縄トラフはこれから海洋底拡大を迎える地球上で数少ない背弧海盆である．本発表では，沖縄トラフの拡大軸の実体，熱構造，流体循環，岩石物性などを海洋科学掘削によって直接的に理解しようとする意欲的な研究プロジェクトの実現に向けた成果を紹介する．※ハイライトとは

セッション情報

[3oral311-21] T2.［トピック］新生界地質から読み解く西南日本弧の成立—付加体形成から背弧拡大まで

[T2-O-7] 紀伊半島東部の四万十付加体竜神コンプレックスに挟在する珪長質凝灰岩のジルコンU–Pb及びFT年代

[T2-O-8] 室戸半島，四万十帯菜生層群及び四十寺山層の珪長質凝灰岩ジルコンU–Pb年代

[T2-O-9] 高知県室戸半島に露出する古第三系室戸層に見られる乱堆積層

[T2-O-10] 四国白亜紀四万十付加体牟岐メランジュの基質頁岩およびユニット境界断層のイライトK–Ar年代

[T2-O-11] 西南日本内帯と外帯の接合様式と接合境界

[T2-O-12] 中央構造線をこえて来たナップ：中新統久万層群の巨礫からの示唆

【ハイライト講演】

[3oral311-21-7add] 休憩

[T2-O-13] 福岡県北西部における日本海拡大後の火山活動

[T2-O-14] 中期中新世後半の九州と西南日本の背弧における島弧方向の応力勾配

[T2-O-15] 放射年代と全岩化学組成に基づく九州西部天草地域の中新世貫入岩の起源の検討

[T2-O-16] Great earthquake at 7.3 ka inferred from tsunami deposits, southwestern Japan

[T2-O-17] 海洋底拡大前夜の背弧海盆の中軸部は冷たいのか熱いのか？沖縄トラフ南部での科学掘削に向けた検討

【ハイライト講演】

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