Imaging Conference JAPAN 2018

講演情報

一般セッション(口頭講演)

電子写真

[EP3] 電子写真デバイス (3)

2018年6月20日(水) 14:40 〜 15:40 コンファレンスルーム (工学系総合研究棟2二階)

座長:校條 健(キヤノン株式会社)、渡邊 猛(東芝テック株式会社)

15:20 〜 15:40

[EP3-03] タンデム/静電転写方式の液体現像システムにおけるメディア汎用性の獲得

*鳫 大樹1、長尾 剛次1、三橋 利彦1、鈴木 俊彦1、中山 信行1 (1. 富士ゼロックス株式会社)

高速性に有利なタンデム/静電転写方式の液体現像印刷システムにおいて、メディア汎用性の獲得に取り組んだ。PETラベル等の低静電容量メディアに対して転写効率を得るには、放電を抑制しながら高い転写バイアスを印加するため、転写部上流でメディアと中間転写体を接触(ラップ)させる必要がある。メディアラップは画像乱れとトレードオフの関係にあり、画像被覆率が急峻に切り替わる画像パターンでドット崩れが発生した。転写部の用紙搬送解析から、摩擦係数が異なる画像境界が転写部を通過する際に、メディア搬送速度が変動してせん断力が生じることを明らかにし、搬送パラメータの最適化によってドット崩れを解消した。