Imaging Conference JAPAN 2018

講演情報

一般セッション(口頭講演)

電子写真

[EPm] 電子写真材料

2018年6月19日(火) 13:00 〜 14:20 コンファレンスルーム (工学系総合研究棟2二階)

座長:多田 達也(茨城大学)、伊丹 明彦(コニカミノルタ株式会社)

13:40 〜 14:00

[EPm-03] 液体現像方式による軟包装印刷物の接着強度

*浦野 千里1、井出 収1 (1. 富士ゼロックス株式会社)

液体現像方式によるトナー画像と軟包装基材との接着性を解析した。軟包装は基材上の印刷画像にフィルムをラミネートする工程を伴い、基材とフィルムの高い接着性が求められる。基材がPETの場合、トナーと基材間の接着性が低いことが課題だった。接着性に影響する現像剤材料と物性因子を解析した。材料はトナー樹脂組成と離型剤、分散剤が寄与した。物性因子は高SP値の分散剤ほど接着性が高い傾向となったが、トナー分散性との両立が難しかった。複数成分からなるSP値の異なる高分子分散剤を作製して、SP値と接着性及び分散性との相関を評価した。高接着の樹脂組成と最適SP値の分散剤により、目標の接着性が得られた。