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[IJ1-02] 新規高粘度インク吐出装置の開発
インク吐出技術は,インクジェットプリンタなど印刷技術において,そのクオリティを決定し得る重要な技術である.しかしこれまでの主な吐出技術では,低粘度(10 cP程度)のインクのみの射出に限定されていた.そこで我々は,高粘度(1000 cP)液体を吐出する技術を新たに開発した.吐出の駆動力として,液体容器に打撃を加える手法を採用した.これに加え,液体容器内に細管を挿入し,細管内外の液面差をつける工夫を施した.これらの工夫により高粘度インクの吐出が可能になる.本研究では,開発したインク吐出技術のメカニズムについて実験・数値計算を用いて議論する.