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[IJ4-03] 高速インクジェットプリンタにおける7色分版インク印刷の効果
マルチパスシリアルプリンタ(MSP)方式は広幅化に適することからSG分野やフラットベッドの分野で主に用いられてきた。MSP方式の問題点はノズル乾燥を避けるためにプリントヒーターの温度が低くする必要があり、蒸発乾燥型のインクを使うと滲みが激しくなり、高速プリントができないことである。従来、多色分版は演色性(Color rendering properties)の改善を中心に検討されてきた。蒸発乾燥型インクの「滲み」の問題を解決し、高画質と高速プリントを同時に実現する方法として、混色による2次と3次色を完全に無くした完全7色分版プリント方式を検討した。