Imaging Conference JAPAN 2018

講演情報

一般セッション(口頭講演)

インクジェット

[IJ4] インクジェット(4) 画像処理・評価

2018年6月20日(水) 13:00 〜 14:00 大ホール (けやき会館 一階)

座長:名越 応昇(三菱製紙株式会社)、角谷 繁明(セイコーエプソン株式会社)

13:40 〜 14:00

[IJ4-03] 高速インクジェットプリンタにおける7色分版インク印刷の効果

*大西 勝1 (1. 株式会社ミマキエンジニアリング)

マルチパスシリアルプリンタ(MSP)方式は広幅化に適することからSG分野やフラットベッドの分野で主に用いられてきた。MSP方式の問題点はノズル乾燥を避けるためにプリントヒーターの温度が低くする必要があり、蒸発乾燥型のインクを使うと滲みが激しくなり、高速プリントができないことである。従来、多色分版は演色性(Color rendering properties)の改善を中心に検討されてきた。蒸発乾燥型インクの「滲み」の問題を解決し、高画質と高速プリントを同時に実現する方法として、混色による2次と3次色を完全に無くした完全7色分版プリント方式を検討した。