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[INP-16i] 回転スクリーンを用いた体積型立体表示
-3D像の視認性向上-
近年,実用に供されている3次元表示装置の大半は両眼視差方式であり,立体像の側面等を回り込んでみることができない.対して,3次元に交点を配置する体積型立体表示方式は裸眼で全方位からの立体像観察が可能である.本研究では,体積型立体表示の実現方式として回転スクリーン方式を検討している.従来,立体像の見やすいスクリーンは,一方でスクリーン残像が空間に強い白濁り感をもたらす傾向がある.本報告では,投影立体像の全方位からの見やすさとスクリーン残像の白濁の少なさを両立するスクリーンを目指し,各スクリーンの評価を行った.