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[NI-01] 金属調光沢ポリマーアロイの作製と物性
金属調光沢色は、高級感の象徴として建造物など様々なところで価値のあるものとして扱われている。一般的な金属調光沢塗料は、金属のフレークを用いることで光沢感を発現している。そのため、金属を利用するがゆえの様々な問題を抱える。現在、非金属化合物を用いた溶液塗布による安定な金属調光沢膜を形成する方法は未だに存在しない。このような背景の中、本研究室では、3-メトキシチオフェンを化学重合し、溶液塗布することで金色調光沢膜が得られた。しかし、その塗膜の機械的強度は極めて低い。そこで、機械的強度向上に向けて、チオフェン重合体と透明樹脂を混合してポリマーアロイを形成し、その物性を測定したので、報告する。