Imaging Conference JAPAN 2018

講演情報

一般セッション(ショート講演)

インタラクティブセッション

[PS] インタラクティブセッション ポスター発表

日本画像学会、日本写真学会、日本印刷学会 合同セッション

2018年6月21日(木) 13:00 〜 16:00 レセプションホール (けやき会館 三階)

13:00 〜 16:00

[INP-15i] PVAゲルを用いた新規インクジェット射出速度の制御手法

*前嶋 麻緒1、大貫 甫1、栗原 千尋1、木山 景仁1、田川 義之1 (1. 国立大学法人 東京農工大学)

近年我々は新たなインクジェット射出手法を提案した.新手法の特徴は打撃を駆動力とする点である.既存手法より簡単・安価に200m/s弱の高速射出,水の1万倍の高粘度液体の射出に成功している.本手法は強い打撃を与えると液中に気泡が発生する場合がある.発生した気泡の体積に応じて射出速度が最大2倍大きくなる.気泡は制御困難な要因により発生するため速度制御の妨げとなる.気泡発生を制御できればこの増速効果を利用して高速ジェットを安定して生成できる.そこで我々は気泡を内包したゲルを液中に設置する手法を考案した.ゲルの量で気泡体積を調節する.ゲルの設置により液中の気泡発生の制御,気泡発生と同様の増速効果を得た.