Imaging Conference JAPAN 2018

講演情報

一般セッション(口頭講演)

画質・視覚

[QV] 画質・視覚

2018年6月20日(水) 09:30 〜 10:10 コンファレンスルーム (工学系総合研究棟2二階)

座長:服部 好弘(コニカミノルタ株式会社)、岸 由美子(株式会社リコー)

09:30 〜 09:50

[QV-01] 局所的濃度ムラの視認性と原稿画像特徴量の相関モデルに関する考察

*峯岸 なつ子1、内川 惠二2 (1. コニカミノルタ株式会社、2. 神奈川工科大学)

【訂正】予稿集140ページ(本文4/4ページ)左段、「4.結果と考察」の6行目「明度コントラストである.」の後に下文を追記願います:
Table 3 のw及びPFの相関係数はそれぞれ、視認性評価値の計算値と実測値の相関を示す。計算値は、視認性評価値と各パラメータとの対数近似式からそれぞれ求めた。

印刷画像に発生する濃度ムラの目立ち易さは、原稿画像の内容によって異なることが知られている。本研究では、局所的な濃度ムラの視認性と相関のある特徴量を、濃度ムラ自体の特徴量と、原稿画像の明度分布から得る手段を検討した。結果、濃度ムラを成す明度分布の短手方向のエッジ間距離が視角2度未満である場合に限り、ムラ視認性と画像特徴量の関係を示す相関モデルを提案できた。原稿画像の特徴量を抽出する際には離散フーリエ変換を用いている。しかし相関モデルの精度向上や、モデルの適用範囲を前記エッジ間距離が視角2度を超える場合へ拡張するためには、離散フーリエ変換とは異なる代替手段を検討すべきであることが示唆された。