第17回日本クリティカルケア看護学会学術集会

Presentation information

シンポジウム

[SY4] 働き方(キャリア)の多様化を考える-至高のクリティカルケアを目指すための多様な活動-

座長:櫻本 秀明(茨城キリスト教大学 看護学部)、濱本 実也(公立陶生病院 看護局)

[SY4-03] [シンポジウム] 新たな看護サービスの挑戦 
ーワンコイン健診や新卒訪問看護師育成、サッカーナースー

○川添 高志1 (1. ケアプロ株式会社)

Keywords:未病、訪問看護、公衆衛生、スポーツ救護、地域

ワンコイン健診や新卒訪問看護師、サッカーナースなど、多様なヘルスケアニーズに対応する事業とキャリアをプロデュースしてきたことを紹介する。
 幼少期に神奈川県立こども医療センターに入院したことで、病や障害さえも多様性として受け入れられる社会に変わっていく必要性を感じ、キュアからケアへのパラダイムシフトのために看護の道を志す。高校時代に、大企業の父がリストラになり、同質化したシステムの成功は続かないことを知り、起業を志す。2001年に創設された慶應義塾大学看護医療学部に入学し、夏休みに慶應病院で看護助手をすると男性ということに驚かれる。米国MayoClinicで研修し、世界中から多様なプロフェッショナルや患者を集める力を知る。経営コンサルティング会社や東京大学医学部付属病院、全国訪問看護事業協会で勤務。東京大学医療政策人材養成講座で、医療提供者・患者・政策立案者・ジャーナリストと学び合う中で、ワンコイン健診の事業を計画し、2007年にケアプロ株式会社を創業。
 現在、スーパーやパチンコ店と組み、セルフ健康チェックを全国展開。また、“私らしくいきたい”を支えるために、総合訪問看護ステーションを運営。新卒を15名以上採用し、がん研有明病院から出向受け入れ、病院併設ステーションを出店。そして、病や障害があっても外出できる交通医療サービス「ドコケア」を開始。病院や介護施設、訪問看護等の看護師が、1時間3,500円から5,000円でUberのように副業して、患者の通院や買物、冠婚葬祭、旅行などの支援を行う。ドコケアの提携病院や提携施設を増やし、看護師の新たな働き方と交通弱者の自由な外出を広めている。さらに、サッカーイベントにサッカーナースを派遣し、新型コロナウイルス対策や救護を運営する。全国のサッカー好きの看護師が登録しており、増加する救急搬送件数の抑制にも貢献したい。
 ケアプロの理念は、革新的なヘルスケアサービスをプロデュースして健康的な社会づくりに貢献することである。医療界のジャニーズ事務所を目指し、多様な人財を採用し、その時代に必要な事業を作り続ける。日本クリティカルケア看護学会において、多様化するクリティカルケアニーズに対して、どのような課題と可能性があるのかを議論したい。
SY4-03.jpg