一般社団法人日本学校保健学会第68回学術大会

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一般演題(ポスター)

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P26~P29 性、ジェンダー

座長:上村 弘子(岡山大学)

[P-29] インターネットを介して性的対象と会うことに至る要因と危険意識

石井 里佳1, 池田 行宏2, 岡山 睦美3, 巻島 愛4 (1.東京福祉大学 教育学部, 2.近畿大学 医学部 医学科, 3.十文字女子学園大学 教育人文学部 心理学科, 4.旭川医大学 医学部看護学科)

キーワード:SNS、マッチングアプリ、危険意識

【目的】今日、子どもたちのSNSに起因する性に関連した事犯被害は大きな問題となっている。学校教育においても、SNSで知り合った人と会うリスクを認識させ、対面で会わせない禁則的な防犯教育が実施されている。しかし若者は、SNSでやりとりをしている相手について、独自の判断基準でリスクヘッジできていると思い込んでいる可能性があること、リスクを認識した上で、それよりもメリットがあると判断し、危険な行動をしていることが先行研究で示されている。また、COVID-19流行により対面で性的対象と出会う機会が減少したことから、マッチングアプリという人と出会うこと目的としたSNSを利用する若者が増えており、そのニーズは今後も高まると考えられる。このような状況を鑑み、SNSを介した性のトラブルや犯罪に巻き込まれることを予防できる新たな指導が必要と考えられる。しかし若者が、どのようなSNS利用の仕方や会うときの状況をハイリスクと判断しているかは明らかでない。そこで本研究では、大学生のSNS及びマッチングアプリを介して性的対象と会うことに関する実態と意識について調査することで、どのような特徴を持っている者がSNSを介して人と会っているのか、性的トラブルに遭遇しているかを明らかにすることで、今後の指導のための基礎資料とすることを目的とする。【方法】大学1年生を対象に、無記名自記式調査をインターネットで実施する。【結果・結論】詳細な結果・結論に関しては、当日発表とする。